アラビクは大阪市北区中崎町にあるブック&ギャラリーカフェです。
http://www.arabiq.net/



小さい人形展「咲きはじむる」開催のおしらせ

 暖かい日が続いています。ウェブサイトをリニューアル中です。メールフォームを設置したら、取材依頼をはじめ、様々なご連絡を賜るようになりました。いままで連絡したくてもようわからん、というかたもいらっしゃったのでしょうか。いろいろやってみるものですね。

 

 春休みということもあってか、お店には連日たくさんのお客様がいらっしゃいます。ありがとうございます。いろいろな国からいらっしゃる外国人のお客様も増えています。世界のどこかで誰かがヴァケイションをとっているようです。いろいろな暦があるのです。

 

 日本も少し前は和暦でした。和暦だと2018年のひな祭りは4月18日になるのだそうです。ご好評を賜ってまいりました、ちいさな人形展のご案内です。スタッフも楽しくお客様との人形遊びを愉しめる展示です。

 

 取り急ぎ簡単ながら、告知です!

 

*出展作家に是空様を追加しました。(3.16更新)

*作品の販売方法について追記しました。(3.28更新)

*大山雅文「フェアリーの標本」抽選販売について追記しました。(4.13更新)

 

 

タイトル      小さい人形展「咲きはじむる」

 

会場・連絡先    珈琲舎・書肆 アラビク

          〒530-0016 大阪市北区中崎3-2-14

          t/f 06-7500-5519 

                             mail cake[at]qa3.so-net.ne.jp

          

会  期      2018年3月29日(木曜)-4月16日(月曜)

            

出展作家

紅紫紗貴ひなら、大山雅文、オクサナ・ムラトヴァ、カタオカトモコ、坂東可菜、神原由利子、近未来、qeromalion 鳴力、コリスミカ、shiro、是空、小川クロ、チェ・ヘヨン、てらおなみ、芙蓉、堀結美子、美澄、よしだゆか、吉水たか代、タイス・レマンス、瞳屋(ドールアイ)

特別協力:ファッションドールコレクターY

           

 *近未来、shiro、チェ・ヘヨン、芙蓉、吉水たか代の各氏はクラフトアート人形コンクール(クラフトアート人形コンクール実行委員会主催)の成果としてマッチングしました。記してお礼を申し上げます。

 

販売方法      会期中に店頭とインターネットで作品を販売します。インターネットでのご案内は後日になります。

          作品のお引き渡しは会期終了後(4月19日(木))以降、店頭もしくは郵送となります。

           *郵送の場合は原則として送料を別途申し受けます。      

                              通販が可能な作品に関してはhttps://twitter.com/arabiq_owner または https://twitter.com/arabiq_allstars で随時アナウンスをする予定です。 

          

 

抽選販売      神原由利子「リトルローズ」および大山雅文「sirenetta」に関しては、3月29日・30日に店頭で抽選販売をします。

          ・当選者には3月30日(金)の午後9時以降、原則として電話(06-7500-5519)で連絡します。
           *メールでも連絡をいたしますが、3月31日(金)中にご返信のない場合、キャンセルとなります。
          ・作品代金は4月3日(火)までに振込または店頭にご持参ください。

 

抽選販売       大山雅文「フェアリーの標本」について、抽選販売といたします。14日土曜と15日日曜、店頭で抽選

 

          ・当選者には4月15日(日)の午後8時以降、原則として電話(06-7500-5519)で連絡します。
           *メールでも連絡をいたしますが、4月16日(月)中にご返信のない場合、キャンセルとなります。
          ・作品代金は4月22日(日)までに振込または店頭にご持参ください。

 

 

Qeromalion 鳴力「斎藤さん(仮)」

 

 

JUGEMテーマ:アート・デザイン

『オッド博士のマッド・コレクションズ』 新装増補版発売記念展とイベントのおしらせ

 気がつくと新年のご挨拶もなく…最近は昭和のお笑いについて研究しています。きっかけは漫才作家・秋田実の評伝なんですが、朝ドラを別の視点から楽しめもします。しかし芸人やその周辺の人の自伝の記述はあてになりませんね。

 

 さて、アラビクでは2月15日から『オッド博士のマッド・コレクションズ』新装増補版の発売を記念して、展示とイベントを開催します。

 

 

『オッド博士のマッド・コレクションズ』展


会期:2018年2月15日(木)〜3月5日(月)

 

会場:珈琲舎・書肆アラビク
   大阪市北区中崎3−2−14
   13:00〜21:00(日曜20:00)会期中水曜定休
   ☆2/17(土)はイベントのため15:30閉店

 

出展作家:Dollhouse Noah(写真・人形)、黒木こずゑ(絵画)、最合のぼる(オブジェ)

 

 

 そしてお見逃しなく。シャンソン歌手・蜂鳥あみ太さんをお招きし、協賛イベントを近所のイロリムラさんで開催します。お席はまだございますので、お奮いあそばせ。

 ★★アラビク協賛記念イベント★★

日時:2月17日(土)
   開場18:00/開演18:30
  チケット(ノベルティ付き):予約2500円/当日3000円
  お席に限りがございますので早めのご予約をオススメします!


ご予約方法:アラビクまで電話(06-7500-5519)かメール(cake[at]qa3.so-net.ne.jp)で。
メールの場合は件名「2/17オッド博士イベント参加」とし、お名前、ご希望人数、連絡先を明記願います。

 

会場:イロリムラ(大阪市北区中崎1-4-15)内プチホール
   ※会場内飲食禁止 

 

出演:蜂鳥あみ太=4号with坂下文野(pf)、黒木こずゑ、鈴木孝(TH編集長)、最合のぼる

 

第一部:朗読とシャンソンの宴(10分休憩)第二部:トークショー

ノベルティDollhouse Noah写真のポストカード(書籍未掲載ショット)
      →当日会場にてお渡し
ノベルティ∨鳥あみ太直筆サイン入りブロマイド
      →イベント参加者で展覧会ご観覧の方にアラビク店頭でお渡し。
       配布期間は2月17日〜3月5日。

 

12月企画展「神秘月間」のおしらせ

 真咲・小川クロ人形展「少年白書」10周年記念企画第1弾として、盛会のうちに終了いたしました。ありがとうございました!   

 

 来週の12月7日(木)からは10周年記念第2弾「神秘月間」を開催します。

 今回は案内状を作れるのだろうか……いちおう現時点では下記作家さまにオファーをしてご快諾をいただいていますが、追加される可能性が。「あまり決めずに賑々しく」というアラビクです。小川クロさんのあきひろくんもそのまま残るし。

 

 

       企画展  「神秘月間」

 

 期  間   2017年12月7日(木)〜26日(火)

 

 会  場   書肆アラビク

        〒530-0016 大阪市北区中崎3-2-14

        13:30-21:00(日曜・祝日-20:00)、水曜定休

 

 参加作家   小川クロ・おぐらとうこ・佳嶋・qeromalion鳴力・中村キク・鳩山郁子・三浦悦子・森馨・山本じん・山吉由利子

 

  

 楽しくも迫力のある展示になると思います。ご期待ください。

真咲60センチドール:真咲・小川クロ「少年白書」から

 昨日に引き続き、真咲さんのビスクドールを紹介しましょう。まずはクレア。

 

 

 精巧に作られている真咲さんの人形は、腕の位置などもぴたりと決まります。手で作る影が目をさけて顔に落ちている、微妙な角度も思いのままに。まぶしさに目を細めているようにさえ見えます。

 

 洋服には裏地があるんですよ。この角度だと前歯も見えますね。

 

 

 

 60センチのオールビスクドール、レイ。凛々しいまなざしに繊細さを残した、少年期の終わりを理解しているかのような面立ち。  

 

 少し下の角度から。顔の陰の稜線から、複雑で繊細な造形が見て取れるでしょうか? 指で額をなぞると、眉骨の

盛り上がり、額のへこみなども表現されているのがわかるんです。触ってびっくりしました。

 

 

 上から見下ろしたショット。おうちの部屋に飾るとこんな角度で見ることになるのかも。この角度がいちばん大人っぽいかな。座って眺めると、わずかに残ったあどけなさを感じられます。

 

 

 セーラー服の「ルシア」。レイと同じサイズ、60センチです。

 

 アイホールのあけかたやメイクでレイよりも幼く見えますね。誰かを待っているかのような。

 可憐、という言葉を男の子に使うのは失礼なのでしょうか。

 

 

 かと思えば、こんな生意気そうな表情。

 

 セーラーにも裏地がつけられています。

 

 

 筋肉質。

 

 

 ルシアも上から。頭が大きく見えるのでこういう角度で撮るのはご法度なんですよね。でも筋肉のつきはじめたがっしりとした肩幅が伝わるかと思います。

 

 

 

 

レイ、ルシアと同型の華音。つま先がきれいに分かれているのが、足の下に落ちた影でわかりますね。

 

 

 手足の全関節が独立球です。関節の球が、上腕(太腿)、前腕(脛)のどちらにもついていないものを独立球と言います。球の接する両側に「受け」が必要なので制作に手間がかかりますが、その分全身をつなぐゴムが見えにくくなる、というメリットがあります(撮影用に極端に角度をつけているので、膝と球の間に隙間が見えますが、通常はこれほど目立ちません)。

 

 

 レイ、ルシアよりも端正な顔つきですね。

 

 

 それではまた明日……!

 

 

*紹介した作品は通信販売も承ります。価格・お引き渡し方法など、お気軽に下記連絡先までお問い合わせください。

 真咲・小川クロ人形展「少年白書」

 

   会 期  2017年11月9日(木)-27日(月)

 会 場  珈琲舎・書肆アラビク

      〒530-0016 大阪市北区中崎3-2-14

 t/f            06-7500-5519

  mail          cake[at]qa3.so-net.ne.jp

 

 

 

 

 

 

 

「少年白書」真咲48センチドール

 真咲・小川クロ二人展「少年白書」下記要項にて開催中です。ご高評を賜っております。


 今日は真咲(まさき)さんの48センチビスクドールを紹介しましょう。いつのまにか忘れていた、憧れの少年たち。

 

 真咲「クレオ」48センチ、オールビスク

 

 ビスクドールのビスク、というのは二度焼きのこと。ビスケットと同じ語源ですね。粘土で原型を作り、石膏でその雌型(タイヤキの型を想像してください)をとり、それに液状の粘土を流し入れ、原型の複製を作ります。それを磨いて焼き、色をつけては焼き……高温で薄く焼き上げるので「磁器」ですね。アラビクで使っているコーヒーカップと同じように硬く透明感のある肌に、鮮やかな色彩が残り続けるのがメリットです。

 

 真咲さんの作品は高い精度で少年特有の体つきが制作されています。この「クレア」の立ち姿でご理解いただけるでしょう。着衣を通してなお、しなやかで、芯に硬質な力を秘めた少年の繊細さが表現されています。

 

 

 「クレア」48センチ。「クレオ」と同じ型から制作された双子の作品。アイホールの大きさやメイクで印象が変わりますね。

 

 

 

 このクレアの手、技術的にも難しいんですよ。ビスクは「型どり」をすると書きましたが、親指が手のひらにかかっているということは、単純な二面で構成されたタイヤキ型では作ることができません。

 

 やはり同じ型から制作された「莉杏(rian)」。和装です。

 

 

 続く!

 

 *紹介した作品は通信販売も承ります。価格・お引き渡し方法など、お気軽に下記連絡先までお問い合わせください。

 真咲・小川クロ人形展「少年白書」

 

   会 期  2017年11月9日(木)-27日(月)

 会 場  珈琲舎・書肆アラビク

      〒530-0016 大阪市北区中崎3-2-14

 t/f            06-7500-5519

  mail          cake[at]qa3.so-net.ne.jp

 

 

小川クロ・真咲二人展「少年白書」開催について

 界賀邑里「EVIL FOREST STORY 鵝彝催中です。昏い森をさまようかのような展示です。

 

 さて、11月9日(木)から気鋭の人形作家、真咲と小川クロによる少年人形の展示を開催します。ビスクと粘土と、違った素材で球体関節人形に取り組むふたりが、それぞれの少年美を追求していきます。

 

 

 真咲・小川クロ二人展「少年白書」

 

   会 期  2017年11月9日(木)-27日(月)

 会 場  珈琲舎・書肆アラビク

      〒530-0016 大阪市北区中崎3-2-14

 t/f            06-7500-5519

  mail          cake[at]qa3.so-net.ne.jp

界賀邑里個展”EVIL FOREST STORY 掘

 ホラーを中心に細密なペン画を描かれるイラストレーター・界賀邑里(さかいかおり)の個展を開催します。大阪では2度目となります。

 前回はペン画が中心でしたが、今回はカラーイラストも充実しています。平成の怪奇幻想ロマン絵画。その魅力は会期中に発信していきましょう。

 

 

 

 界賀邑里 ”EVIL FOREST STORY ”

 会期 2018年10月12(木)−30日(月)

 会場 珈琲舎・書肆アラビク
    〒530-0016 大阪市北区中崎3−2−14
    t/f 06-7500-5519

 

9月作品展「おかっぱ・抄」について

 毎月いちどの更新ペースとなってしまっています。もっと読んだ本のことだとか、観に行った展覧会や映画のことなどを書いてみたいのですが、ありがたいことにカフェのお客様がひきもきらず、書きたいという気持ちばかりがたまります。

 

 9月はおかっぱにまつわる展示をします。

 10月には怪奇幻想の作家、界賀邑里(さかい かおり)さんのペン画、水彩画の展示を。

 11月には真咲(まさき)さん・小川クロ(ちいかわくろ)さんによる美少年二人展を開催します。小川さんは美少年然とした女性、真咲さんも少年という年齢ではないものの、かつてはさぞ、という容姿なのですが、美少年による展示ではなく美少年作品の展示です。

 

 おかっぱ展、というスタイルから入る展示は珍しいのですが、フレッシュな印象の作家が集まりました。

 

 


     「おかっぱ・抄」     

 

    2017年9月14日(木曜)-9月25日(月曜)
    13:30-21:00(日曜・祝日-20:00)、水曜定休

  

    珈琲舎・書肆アラビク/Luft

    〒530-0016 大阪市北区中崎3-2-14
    t/f 06-7500-5519  mail cake@qa3.so-net.ne.jp
  
             出展作家

    井桁裕子(人形)

            石黒知子(人形)

    小川クロ(人形)

    神原由利子(人形)

    是空(人形)

    寺田楓(日本画)

    永井健一(イラスト)

    瞳屋(グラスアイ)
 

 

 どうぞよろしくお願いいたします!​

 

 

 

インフォメーション

 ブログはこのインフォメーションの下にございます。

 

【お盆期間の営業について】

期間中の営業時間は以下の通りです。

8月
14日(月)13:30〜18:00頃
15日(火)休業
16日(水)休業
17日(木)13:30〜18:00頃
18日(金) 〃

 

 


ぴあムック関西「関西カフェブック」2017年版にて『カフェで読みたい本』を書きました。近代文学、SF、ミステリ、漫画など12冊。お手に取っていただければ嬉しいです。

 

 

 

 

 

作品への問い合わせ、取材、執筆依頼等は下記メールにご連絡ください。

 

 

お問い合わせは、cake★qa3.so-net.ne.jpにお願いします。(★を@に変換してください)
くるはらきみ個展「幼なごころ」開催中です

 暑い日が続いています。続く梅雨の雨で、夜が涼しくなるのが救いですね。

 くるはらきみ個展「幼なごころ」開催中です。会期は17日(月)までです。

 今回は人形が7点、絵画が13点を展示しています。人形が並ぶことで、くるはらさんの作品の魅力がより伝わります。

 

 くるはらさんの人形から無垢な気配を感じる人は多いでしょう。しかしそれだけではなく、的確な描写力と、遊び心と、キリスト教美術・文学などの知識とが、背景として作品を支えています。

 

 それは例えば、人形の表情にもあらわれます。

 

 

 「ホロタイタネリ」(売約済)

 

 宮沢賢治『タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった』から。白樺の皮をはぎ、藤蔓を噛んで裂くという子供の仕事。しかしタネリは春の陽気や、森の草木や動物に気もそぞろになって駆け出します。お母さんからの言いつけを心におきながらも、好奇心に落ち着かない少年の表情が見事に表現されています。

 

 描き目なのでフラットな印象も受けるかもしれませんが、表情が多彩であることに気がつきます。

 

 

 「少年若望(ヨハネ)」(売約済)

 

 イエスが布教をはじめる前に、先んじて荒野を駆け、人々に回心を説いていたヨハネ。イエスは彼に出会い、川につけられて洗礼を受けます。少年らしい愛らしさだけではなく、この後の自分とイエスの過酷な運命を知るかのような覚悟と決意。

 

 

 杖のような十字架はヨハネの象徴なのですが、イエスが十字架にかけられる前のそれは、禍々しい処刑器具なのです。一抹の寂しさをも感じさせる表情です。足下のスタンド台の深い青は、洗礼の川を表現しているのかもしれません。

 

 「もぐらたたき」

 一転してコミカルな「もぐらたたき」を題材にとった作品。木槌を手にしているので裁判官のようにも見えます。ユリ根を食べようとするモグラをやっつけようという少女の生真面目な顔。

 

 

 絵画では表情の繊細さ、アトリビュートがより鮮明に……

 「正太郎と魚」くるはらさんのおじいさんの思い出話をもとにした作品とのことですが、背後にマリアとイエスが描かれることで、正面の魚――キリスト教では信者であることを示します――に向かって手をあわせる少年が謎めいて見えます。水際のように青く描かれたテーブルは? 解釈することの楽しさと遊び心に満ちた作品。

 

 

 全作品をレビューするのは難しく、ブログだけで種明かしをしていくのも野暮ですね。ぜひお運びください!