アラビクは大阪市北区中崎町にあるブック&ギャラリーカフェです。
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阿倍野・天王寺界隈(室長)
 かつてのホームグラウンド、阿倍野・天王寺界隈をうろつく。天海堂の周辺、すつかり整備されてゐる。東急ハンズが進出すると聞いた。昔はこの並びにあつた旭屋書店と向かいのユーゴー書店が「大型書店」だった。ユーゴーはなんとなく立ち寄つてしまふ。近鉄阿倍野駅を抜け、JR天王寺駅を通り過ぎる。かつて手芸店のABCクラフトがあつたところが今はブックオフになつてゐる。北野恒富の画集があつた。恒富は好きだ。原色の色遣ひがいかにも大阪らしい。今手に入る画集がないのが残念。100円棚に富田常雄『柔』があつたので併せて買つた。

 日を改めて副室長と天王寺に。さういへば昔は歩道橋でミドリガメを売つてゐたな、と亡父に連れられて歩いた記憶を掌に転がして歩く。仲のよかつた兄も一緒にゐ、ともに飽かず亀を眺めた。実家に住む兄は今、薔薇の栽培に凝つてゐる。驚かされる。
 歩道橋から手芸店ABCクラフトに行く。ハトロン紙を買ふた。ABCから近鉄百貨店を見上げる。あそこに日本一の高さのビルディングが出来る。上町台地から続く地盤は堅固で、歴史的に霊性もあるから、おそらく成功するだらう。あやめ池遊園、バッファローズ、OSK日本歌劇団、近鉄小劇場……これらは建設費の捻出に貢献したのだらうか。6百億円内外の建設費と想像する。その「内外」の端数で小劇場だけでも救へなかつたか。詮無いことだが。
 いい古本屋がある、と副室長が云ふので四天王寺の「古本さくら屋」さんに向かふ。この間吉屋信子の『屋根裏の二處女』(家庭社版)を買つたお店らしい。成程「さくら屋」さんの棚は乙女好み。昭和期の雑誌が充実。店の奥には探偵小説も何気なく並べられてゐたり、レジ横にベルメールのポスターが配されてゐたり。奥に進むほど、不穏な雰囲気を纏ひはじめる素敵なお店です。いろいろと相談にも乗つてもらつた。ありがたうございます。
 谷町線仲間(?)として心強い。四天王寺夕陽丘にて下車すぐ。
http://maps.google.co.jp/maps?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLG,GGLG:2006-44,GGLG:ja&q=%E3%81%95%E3%81%8F%E3%82%89%E5%B1%8B%E3%80%80%E5%9B%9B%E5%A4%A9%E7%8E%8B%E5%AF%BA&oe=UTF-8&um=1&sa=N&tab=wl
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