(室長)仙台ブックカフェ廻り
2007.07.30 Monday
18切符シーズンなので仙台に行つてみた。日曜のことである。ネットでSFやミステリの古書を検索すると必ずヒットする、「火星の庭」(http://www.kaseinoniwa.com/)を見たかつたのだ。素晴らしかつた。
幻想小説や女流文学、ビジュアル書の充実した棚がの充実ぶりはネットでもうかがへた通り。また、カフェ部門と書籍部門との(見た目での)バランスも半々と云ふ感じで好ましい。たいがいの店は「本も置いた喫茶店」か「カフェスペースもある古本屋」になりがちなのです。イベントも精力的に開催されてゐるやうだ。目標としたいブックカフェです。中野美代子、香山滋など、自分の趣味用の小説をつい買つてしまつた。
「火星の庭」に紹介され、図書館脇のブックカフェ「マゼラン」に行く。(http://blog.magellan.shop-pro.jp/)まだオープンして10日とのことで、棚は埋まつてゐなかつたが、美術書、思想書が中心になりさう。わたしたちの世代の早熟な者は、ニューアカブームを見上げて育つた。その影響をうかがはせる本がそこかしこに……それにしては店長、やや若すぎる気も。よほど早熟だつたのだらうか? いろいろと情報をいただく。仙台の古書店のこと、開業前の準備のこと、など。
東北大学近くの古書街を廻つたのち、牛タンを食べて帰つた。18時5分仙台発が終電。福島で豪雨のため電車の出発が15分遅れたが、黒磯に着いた時には3分遅れと云ふところまで回復してゐた。雨音烈しい車内で佐藤亜紀『ミノタウロス』を読む。臨場感があって愉しい。一人称の小説にしてあのラストはチャレンジだらう。どのやうな意図だつたのか。
幻想小説や女流文学、ビジュアル書の充実した棚がの充実ぶりはネットでもうかがへた通り。また、カフェ部門と書籍部門との(見た目での)バランスも半々と云ふ感じで好ましい。たいがいの店は「本も置いた喫茶店」か「カフェスペースもある古本屋」になりがちなのです。イベントも精力的に開催されてゐるやうだ。目標としたいブックカフェです。中野美代子、香山滋など、自分の趣味用の小説をつい買つてしまつた。
「火星の庭」に紹介され、図書館脇のブックカフェ「マゼラン」に行く。(http://blog.magellan.shop-pro.jp/)まだオープンして10日とのことで、棚は埋まつてゐなかつたが、美術書、思想書が中心になりさう。わたしたちの世代の早熟な者は、ニューアカブームを見上げて育つた。その影響をうかがはせる本がそこかしこに……それにしては店長、やや若すぎる気も。よほど早熟だつたのだらうか? いろいろと情報をいただく。仙台の古書店のこと、開業前の準備のこと、など。
東北大学近くの古書街を廻つたのち、牛タンを食べて帰つた。18時5分仙台発が終電。福島で豪雨のため電車の出発が15分遅れたが、黒磯に着いた時には3分遅れと云ふところまで回復してゐた。雨音烈しい車内で佐藤亜紀『ミノタウロス』を読む。臨場感があって愉しい。一人称の小説にしてあのラストはチャレンジだらう。どのやうな意図だつたのか。