ハードルを越えて(室長)
2007.08.30 Thursday
フライヤを取つて頂いた方には申し訳ないことに、書かれてゐる情報はこのブログのアドレス程度のもの。しかしフライヤを取り、かつサイトにアクセスされたというハードルを越へられた方には何か感謝を示さなければ、と思つてをります。何らかの特典を提供させていただく所存ですので、このブログをご覧になられた方、どうぞフライヤを捨てずに保存しておいて頂きたく存じます。
さて、フライヤをご覧頂いてもこのブログをご高覧頂いても、「どんな店やねん?」と云ふ疑問は消えますまい。そこで簡単に想定問答集を作つてみました。お暇のある方はご覧あれ。
Q:開店はいつからですか?
A:10月上旬にゆるゆると開店し、11月に本格的に営業をはじめます。
Q:書肆ってなんて読むんですか?
A:「しょし」と読みます。書店の意味です。概ね古典籍等を扱ふ立派な古書店が使ふやうです。弊店は音の響きで決めました。
Q:メニューは?
A:珈琲のほか、ソフトドリンク、それにアルコール類を準備してゐます。座敷や椅子に座らず、「立ち飲み」をされる方には割引価格でドリンクを提供する予定です。
Q:本を買いたいのですが、ドリンクは必ず注文しなくてはいけないのですか?
A:いいえ。本の購入を目的に来店され、欲しい本がない、といふのは当然のことです。座席や座敷をご利用の際は、ドリンクをご注文願ひます。
Q:どんなジャンルの本を扱っていますか?
A:文芸書が大半です。純文学、幻想文学、ミステリ等、ジャンルに偏りはあまりないと思いますが、結果的にこれらのジャンルを横断するユーモア小説や、少年少女を主人公とした成長小説が多くなつてゐる傾向があります。ちなみに現在店舗に設置されてゐるボードに貼付されている書籍の写真は、塔晶夫『虚無への供物』,津原泰水『ピカルディの薔薇』,尾崎翠『アップルパイの午後』,七戸優『オイシャサンゴッコ』,獅子文六『父の乳』です。このあたりからいろいろ類推してみてください。
Q:店頭以外にも本はあるのですか?
A:あります。探求書がある場合、ご相談ください。
Q:本の注文は可能ですか?
A:古本については探求本を探すお手伝いは可能ですが、「期間を定めて、確実に」見つけることはできません。新刊については取り寄せ可能ですが、最短でも2週間程度の期間がかかります。これらの点をご了承ください。
Q:本の値段はどこに書いてありますか?
A:弊店では新刊と古本との両方を取扱います。新刊はスリップ(本に挟まれている短冊状の紙)がありますので、定価が販売価格です。古本については「アラビク」と書かれた紙に手書きで記載された価格が販売価格です。古本ですので、見返し等に鉛筆での価格が残っている場合がありますが、弊店での販売価格ではありません。ご理解ください。
Q:どうして古本と新刊とが売られているのですか?
A:古本がどれだけ高価で取引されやうと、作家・出版社は経済的利益を得られません。したがつて弊店では新刊書店で売られてゐる書籍(以下、「現役の書籍」と呼びます。)に関しては、原則として古本の販売を行ひません。作家・出版社等のクリエイタの権利を守るための弊店のポリシーです。ご理解ください。
Q:本は読んでもいいのですか?
A:是非お読みください。ただし、すべての本が「商品」であることをご理解のうえ、相応の取り扱ひをお願ひします。
1. 古本の棚に並んでいるものは読んでいただいてかまいませんが、古本はわずかな破れや傷、皺などが価値を大きく損ねる場合があります。塗れた手で持つ、本を開いたまま机に伏せる、といったことは絶対におやめください。
2. 新刊に関しても1.に準します。一般の新刊書店と異なり、弊店では取次(本の問屋)への返品といふことができません。「売り物にならない」ほどの汚損をされた場合はご購入いただきます。
以上をご理解のうえ、お取り扱ひ願います。「普通に」扱っていただければ大丈夫です。
Q:本の買取はするのですか?
A:現在大阪府警公安委員会に古物商の免許を申請中ですので、免許を取得次第、買取を開始いたします。なお、弊店のポリシーにより、「現役の書籍」については高い買い取り価格を提示できないことをご理解ください。一般的に古書店ではそれぞれ、文芸書、歴史書、科学書……など、得意ジャンルがあります。各店の特異ジャンルに沿つたものを持ち込んでいただくのが高価買取の骨です。また、本に限らず、古いチラシやポスター、パンフレットやスタイル画、写真などは、思わぬ価値を持ったものがあります。ご相談ください。漫画やベストセラー、最近の雑誌は買取できない場合があります。
Q:古い建物ですね
A:工事中、75歳と仰るご婦人が「小ちゃな頃にお遣ひに来たの」と教へてくれました。従って少なくとも築後70年は経っている筈です。
Q:イベント・読書会をしたいのですが
A:ポエトリーリーディングや文芸同人の会合、読書会、百物語、句会といつた、本にまつわるイベントは公開・非公開を問わず歓迎します。料金等はワンドリンク+αが目安です。ご相談ください。
なお、長屋ですので、隣家と壁を隔てて繋がってをります。暴れたり跳ねたり柱でのテッポウを行なうイベントは行なへません。
さて、フライヤをご覧頂いてもこのブログをご高覧頂いても、「どんな店やねん?」と云ふ疑問は消えますまい。そこで簡単に想定問答集を作つてみました。お暇のある方はご覧あれ。
Q:開店はいつからですか?
A:10月上旬にゆるゆると開店し、11月に本格的に営業をはじめます。
Q:書肆ってなんて読むんですか?
A:「しょし」と読みます。書店の意味です。概ね古典籍等を扱ふ立派な古書店が使ふやうです。弊店は音の響きで決めました。
Q:メニューは?
A:珈琲のほか、ソフトドリンク、それにアルコール類を準備してゐます。座敷や椅子に座らず、「立ち飲み」をされる方には割引価格でドリンクを提供する予定です。
Q:本を買いたいのですが、ドリンクは必ず注文しなくてはいけないのですか?
A:いいえ。本の購入を目的に来店され、欲しい本がない、といふのは当然のことです。座席や座敷をご利用の際は、ドリンクをご注文願ひます。
Q:どんなジャンルの本を扱っていますか?
A:文芸書が大半です。純文学、幻想文学、ミステリ等、ジャンルに偏りはあまりないと思いますが、結果的にこれらのジャンルを横断するユーモア小説や、少年少女を主人公とした成長小説が多くなつてゐる傾向があります。ちなみに現在店舗に設置されてゐるボードに貼付されている書籍の写真は、塔晶夫『虚無への供物』,津原泰水『ピカルディの薔薇』,尾崎翠『アップルパイの午後』,七戸優『オイシャサンゴッコ』,獅子文六『父の乳』です。このあたりからいろいろ類推してみてください。
Q:店頭以外にも本はあるのですか?
A:あります。探求書がある場合、ご相談ください。
Q:本の注文は可能ですか?
A:古本については探求本を探すお手伝いは可能ですが、「期間を定めて、確実に」見つけることはできません。新刊については取り寄せ可能ですが、最短でも2週間程度の期間がかかります。これらの点をご了承ください。
Q:本の値段はどこに書いてありますか?
A:弊店では新刊と古本との両方を取扱います。新刊はスリップ(本に挟まれている短冊状の紙)がありますので、定価が販売価格です。古本については「アラビク」と書かれた紙に手書きで記載された価格が販売価格です。古本ですので、見返し等に鉛筆での価格が残っている場合がありますが、弊店での販売価格ではありません。ご理解ください。
Q:どうして古本と新刊とが売られているのですか?
A:古本がどれだけ高価で取引されやうと、作家・出版社は経済的利益を得られません。したがつて弊店では新刊書店で売られてゐる書籍(以下、「現役の書籍」と呼びます。)に関しては、原則として古本の販売を行ひません。作家・出版社等のクリエイタの権利を守るための弊店のポリシーです。ご理解ください。
Q:本は読んでもいいのですか?
A:是非お読みください。ただし、すべての本が「商品」であることをご理解のうえ、相応の取り扱ひをお願ひします。
1. 古本の棚に並んでいるものは読んでいただいてかまいませんが、古本はわずかな破れや傷、皺などが価値を大きく損ねる場合があります。塗れた手で持つ、本を開いたまま机に伏せる、といったことは絶対におやめください。
2. 新刊に関しても1.に準します。一般の新刊書店と異なり、弊店では取次(本の問屋)への返品といふことができません。「売り物にならない」ほどの汚損をされた場合はご購入いただきます。
以上をご理解のうえ、お取り扱ひ願います。「普通に」扱っていただければ大丈夫です。
Q:本の買取はするのですか?
A:現在大阪府警公安委員会に古物商の免許を申請中ですので、免許を取得次第、買取を開始いたします。なお、弊店のポリシーにより、「現役の書籍」については高い買い取り価格を提示できないことをご理解ください。一般的に古書店ではそれぞれ、文芸書、歴史書、科学書……など、得意ジャンルがあります。各店の特異ジャンルに沿つたものを持ち込んでいただくのが高価買取の骨です。また、本に限らず、古いチラシやポスター、パンフレットやスタイル画、写真などは、思わぬ価値を持ったものがあります。ご相談ください。漫画やベストセラー、最近の雑誌は買取できない場合があります。
Q:古い建物ですね
A:工事中、75歳と仰るご婦人が「小ちゃな頃にお遣ひに来たの」と教へてくれました。従って少なくとも築後70年は経っている筈です。
Q:イベント・読書会をしたいのですが
A:ポエトリーリーディングや文芸同人の会合、読書会、百物語、句会といつた、本にまつわるイベントは公開・非公開を問わず歓迎します。料金等はワンドリンク+αが目安です。ご相談ください。
なお、長屋ですので、隣家と壁を隔てて繋がってをります。暴れたり跳ねたり柱でのテッポウを行なうイベントは行なへません。