アラビクは大阪市北区中崎町にあるブック&ギャラリーカフェです。
http://www.arabiq.net/



薔薇は薔薇は
 美しく咲きつつあります。ぽかんと一輪だけ咲いた花は、まるで宙に浮かんでゐるやうで。あなたの魂のかたちに似てゐるかもしれません。
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 やや青みがかつたピンク。この色が大好きです。
 
キャンブリックとは亜麻のことです
 金髪女性の髪色をあらはすのに使はれる亜麻色、亜麻というのはリネンの原料ですね。フランス語ではランと言はれるとか。高級素材を用いた下着、ランジェリーの語源ださうです。
 下着の話を枕にするのもどうかと思ひますが、亜麻色をキャンブリック、と呼ぶさうです。そんな色の紅茶をキャンブリックティーと言ひます。濃く抽出した紅茶に蜂蜜とミルクを加えたアイスティーです。一口目に蜂蜜の香りがふわりと広がります。
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 写真に写っているSORTIE誌は当店のお客様にもファンの多い人形作家、秋山まほこさんのインタビューが掲載されてゐます。小さな可愛いカラフルな雑貨がたくさん掲載された、見ごたへある雑誌です。次のアラビク第七官界彷徨もこんな感じになります。嘘です。
 
ゴールデンウィーク中の営業のお知らせ
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連休中、火曜はすべて祝日なので開店いたします。営業時間については通常通りです。

庭の薔薇の蕾がふくらみはじめました。いつ咲きはじめるのでせう。愉しみです。
100年たったらみんな死ぬ
 既に廃刊となつてしまいましたが、「Beth」誌は意欲的な作品が多く、愉しく読んでをりました。なかでもいちばん楽しみにしてゐた漫画が松田奈緒子「100年たったらみんな死ぬ」でした。母親のいない4人家族を中心にした群像劇で、毎回必ず笑へるポイントがあり、それでゐて必ず家族や友人たちとの関係を考へさせられる良質なヒューマンドラマでもあり、たつた2巻分の連載だつたとは信じられない密度は昔の名作漫画のやう。
 今回読み返してみて気づいたのは、ほとんどの登場人物の家族が何らかのかたちで「欠けて」ゐるということ。メインキャラクターで家族関係が「欠けている」と明らかになつていないのは、ホスト・星流児と雑誌編集長・三田園早矢子くらいのもの(その三田園もまた、シングルマザーとなることで欠けた家族を作ることになる)。家族の空白がほとんどの物語を推進させてゐるといふ点を瑕疵として指摘する人もあるかもしれないが、いや、この漫画はそこにこそテーマがあるのだ。
 ところで三田園の子供の父親が誰か、とは明らかにされないが、いくつかのヒントがあるので、推定することは可能です。「この人」と理由つきで説明できる方は当ブログのコメント欄もしくは店頭で仰つてください。何かします。
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 さて、きわめてどうでもいいことですが、この漫画の中に「眼鏡で長身の坊主頭の漫画マニア・名多田」が登場する。これがカランバのハシモトさんにそつくりで、せんじつハシモトさんに「まさか名多田つてハシモトさんがモデル?」と聞いてみたのですが、どうも違うやうです。うーん、ハシモトさん、ほんとに誰かの視線を感じたりしてゐないですか?

 当店の棚構成の都合上、漫画は仕入れませんので、松田奈緒子「100年たったらみんな死ぬ」は大手書店でお求めください。上下巻あはせて1,700円です。
クラシック・ミステリのススメ、完売いたしました
 申し訳ございませんが、週末を待たず「クラシック・ミステリのススメ」は完売いたしました。店頭に閲覧用のサンプルがございますので、内容をご確認いただくことは可能ですが、次回の入荷は未定です。
 現在のところ、bk1にて在庫があるやうですので、そちらをご利用ください。
 http://www.bk1.jp/product/2996621


(追記)
4月25日0時10分現在、bk1でも売り切れた模様。まだ在庫はあるやうなので、あわてずまちませう。
明日は人形の日
 明日は第4金曜ですので「人形の日」として、閉店時間を延長いたします。乙女屋さまが告知してくださつたこともあり、すでに複数のコレクターの方から参加を表明いただいてをります。愉しみです。

 今日は雨ですね。写真は一昨日、晴れた日の中崎です。マタタビ洋品店前の小路です。

 猫は何匹いるでせう? 正解された方は店頭にてご報告ください。何かします。
またKANSAI1週間
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 昨日(22日)売りのKANSAI1週間の「ワザありバー特集」にて当店を紹介いただいております。天六のワイルドバンチ兄貴を差し置いて身も細る思ひですが、そこはそれ、記事見出しをみてくださりませ、おもしろマスター……

 真面目な話、記事中でご紹介いただいてゐる箕面ビールは絶品です。是非お試しあれ。
「クラシック・ミステリのススメ」は残部僅少
 昨日当店での発売を開始した「クラシック・ミステリのススメ」ですが、おかげさまですでに在庫の半分以上をお買い上げいただいております。
 ええと、そのわりに同誌の横に置いたミステリ小説はあまり売れておりません(笑) 同誌にて紹介されてゐるディキンスン、チェスタートンも動かず。よろしければ周辺に置かれた小説なんかもご覧くださいませ。
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 さて、喜ばしいことにチェスタートン『詩人と狂人たち』が創元推理文庫より復刊されております。また、同文庫でながらく品切れであつた中井英夫全集第5巻『夕映少年』も復刊。やれ嬉や。勿論当店にも入荷しました。未読の方、是非!
きららと明日の営業時間
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 今月の小学館のPR誌「きらら」の、「書店でいま何が起きてゐるかレポート」(http://www.quilala.jp/from_bs/report.html)にて当店を紹介していただいております。「きらら」は大手書店のレジ横に置かれてゐることが多いと思ひますが、本件の内容はリンク先で閲覧可能です。

 さて、明日は都合により開店時間が遅くなる可能性があります。時間は確約できかねますが、3時過ぎには開店してゐるはず、です。平にご容赦くださいませ。
クラシック・ミステリのススメについて
 毎日雨ですね。どないなつてゐるんでせうか。
 さて、明日より販売するヴィンテージ・ミステリ・クラブ編「クラシック・ミステリのススメ」ですが、ありがたくもすでに複数のお問い合はせをいただいております。

 明日の開店時間は午後1時30分を予定しております。また、大変申し訳ございませんが、数に限りがございますので、おひとり様2冊までの販売とさせていただきます。