アラビクは大阪市北区中崎町にあるブック&ギャラリーカフェです。
http://www.arabiq.net/



営業情報他
 9月24・25日(木・金)は代休です。あしからず。

 さて、いくつか気になる人形展情報を。

1. 河野甲レザーワーク展(9月23(水)〜29日(火)於 阪急梅田本店11階 美術画廊)
 「ニンギョウ・エキゾチカ」展でも大好評だった河野甲さんの作品展が梅田の阪急百貨店で開催されてゐます。初日に行ってみましたが、おなじみのペーパーウェイトや昆虫だけでなく、ジャズ奏者と楽器をテーマにした新作作品群が魅力的でした。演奏者と楽器だけでなく、紡ぎだされる音楽さえも抽象化したかのように見える作品です。

 
2.「ペンネルリンクの小さな人形展vol.1 海藤亜紀 Inner Trip Dolls」(9月23(水)〜27日(日) 於 cafe SAYA http://cafesaya.net/cafe_event/775
 「人形がたり」展、「ニンギョウ・エキゾチカ」展で、新作の万華鏡少女達が大人気だったトサカネコ舎・海藤亜紀さんの個展です。場所は東京と北区神谷3−37−1。カフェも興味深い感じです。行ってみたい。

3.土井典個展『不確実な少女たち』(9月14(月)〜26日(土) 於スパンアートギャラリー)
 云はずと知れた球体関節人形作家の第一人者である土井典さんの個展。種村季弘、寺山修司、土方巽、澁澤龍彦といった70年代カルチャーを代表する表現者たちが寄稿した貴重な資料も展示されてゐるとのこと。これも行きたいナア。

 
白銀週間の営業について
おひさしぶりです。 助手です。
秋めいて、とても過ごしやすい日が多くなりましたね。

さて、白銀週間の営業情報をお知らせします。
19日(土)〜23日(水)の連休中は休まず営業し、24日(木)・25日(金)は代休をいただきます。
みなさま、どうぞお運びくださいませ。

なお、連休中は毎日8時まで営業、9月の人形の日は代休につきお休みさせていただきます。






この涙に濡れた薔薇は、鶴見緑地公園で撮影したもの。
アラビクの庭の黄薔薇も、断続的にではありますが咲き続けています。
気持ちを切り換えて
  最近珈琲の話をしてゐませんでしたね。
 9月に入ってからの季節のブレンドは、「グアテマラ・フェリシダ農園」です。グアテマラといふのはメキシコのすぐ南の国ですね。

 もともとグアテマラはかおりと滑らかさ、酸味に定評のある豆ですが、やや深めに焙煎されたこの豆は特に、かおり、味わいともにキレがあります。アラビクでは82℃と低温で抽出し、独特の甘さも引き出しています。
 
 次の営業日は9月17日(木)です。どうぞお試しあれ!
これはひどい
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 アラビクは今日も営業中なのですが。

 思ひっきり工事中です。本気で腹立たしい。


 ※腹立たしい、という言葉に反応があったので追記します。

 そもそも「道路舗装工事のおしらせ」と書かれたA5サイズの紙を精読してゐなかったのはこちらの落ち度かもしれないが、店の前の左右50mの路面を全面的に改修されるとは思ひもよらない。
 しかも当日、アラビクに向かう路地に入ろうとされたお客様に「通行止めです」と声をかける警備員。お客様からその状況をうかがひ、「それじゃこちらの営業ができない。きちんとお客様がどちらに向かはれるか聞いた上で対応してほしい」と要求するも、「いやでも、危険ですし」と云ひ募る現場監督。
 現場監督に交渉の上、通行止め看板の前に「アラビク営業中」のボードを出すことにし、「工事が終了したら回収するので連絡してくださいね」とお願いしてゐたにも関わらず、工事終了の報告はなし。
 「腹が立って」、施工主の連絡先を後で必ず届けてほしい、と云ってもなしのつぶて。
 この対応はいくらなんでもひどいと思ふのです。
 
竹内敏晴さん、逝去
 演出家・竹内敏晴さんが、9月7日に亡くなってゐた、との報。

 http://www.asahi.com/obituaries/update/0910/TKY200909100070.html

 広島に住んでゐたころ、一度だけ合宿形式のワークショップに参加したのです。演劇にレッスンをベースにした「からだとことばのレッスン」は、それまで漠然と使ってゐた、言葉の運用のベースには身体があるといふことに気づかされる、充実した体験でした。

 『ことばが劈(ひら)かれるとき』(ちくま文庫)は、教師、アナウンサー、歌手、演劇人などといった言葉を使って仕事をされるかたは必読の書です。アラビクでも何冊も売ってきました。また仕入れなければ。

 ご冥福をお祈りします。