アラビクは大阪市北区中崎町にあるブック&ギャラリーカフェです。
http://www.arabiq.net/



今年もありがたうございました
 いよいよ本年も残すところあと1日となりました。
みなさまのお陰で、今年もまたアラビクは更によいお店になってきたと思ってをります。
来年もどうぞよろしくお願ひ申し上げます。

それでは、よいお年を!
鳴力さんのお人形姉妹

 鳴力さんのお人形2体がやってきたので、ご紹介いたします。

暗黒姫・三女。オールビスクです。


目は描き目です。涼しげでもあり、深い眼差しです。


暗黒姫・次女。こちらもオールビスクです。


自作のグラスアイは金赤です。聡明でやさしげな雰囲気ですね。


並べるとこのような感じ。ドレスの製作は共に・ロォゼン・エタノルダ・ricaさんです。


ぜひ、当店でご覧ください。
価格等は cake★qa3.so-net.ne.jp (★を@に変換してください)へお気軽にお問い合わせくださいませ。

乙女組
 豆本展の会期は明日28日まで。お見逃しなく。今回は乙女な作品を二点ご紹介します。

一点目は太宰治の『女生徒』です。淡い和柄がかわいらしいのですが、こちらはご成約となりました。


二点目はジュンク堂でのフェアに出品させていただいた、アンソロジーです。
 

栞の色が全部違います。現在店に残っているものは黄色と茶色です。


収録作は……太宰治『恥』、小酒井不木『恋愛曲線』、大手拓次『蛇の花嫁』、夏目漱石『一夜』、夢野久作『瓶詰地獄』、牧野信一『好色夢』、渡辺温『恋』。一週間になぞらえて七つの恋を集めました。ひと癖ある恋を、一晩に一作いかがですか?
豆本
 まずは津原泰水さんの「安珠の水」・「約束」


 革装です。ひらくと……
 
 フォントが滲んだやうになってゐます。津原泰水先生の署名・制作番号入り。

 
 次に「きれい!」と大評判だった宮沢賢治『銀河鉄道の夜』


 函からだすと……


 こちらは2種類制作されましたが、両方ともご成約となりました。
 
 夢十夜。お菓子箱のやうなケース付き。
 
 10作の豆本がセットになってゐます。
 
年末年始の営業について

 年末年始の営業日のご案内をいたします。
2009年最後の営業日は28日(月)です。豆本展のほうもお見逃しなきよう。
2010年最初の営業日は7日(木)となります。時間は通常どおりです。
一年を締めくくる、そして一年最初の本や珈琲を、当店でいかがでしょうか。

 偶然ですが、去年も同じ内容の記事を23日に書いていました。(店主が)
そして19日の記事にこんな文言が。

冬にはやはり炎を燈したアレンジ珈琲「カフェ・ロワイヤル」を。珈琲だけでなく、紅茶でも承ります。


えー私知りませんでした! というわけで、カフェ・ロワイヤルならぬ、ティー(テ?)・ロワイヤルもぜひお試しください。体があたたまりますよ。

Noeさんの新作
 個展の最中ですが、先日届いたNoeさんのお人形をご紹介します。



「鬼の子」※画像をクリックしてください。
 球体関節が入っている作品で、目はグラスアイです。何かを威嚇しているかのような表情。災厄を追い払ってくれそう、と思ったのですが、単純に子どもってこんな顔をするのかもしれません。手足の指に注目です! いーち、にー、さーん、し……。



左から「川の向こう」、「手ぬぐい」、「からす」※画像をクリックしてください。
 「川の向こう」は関節がないので動きませんが、何かを見つめる曲線で形作られたポーズと白い肢体が幻想的な存在感を持っています。
 「手ぬぐい」は包んだり敷いたり隠したり、色々な用途がありますね。手をぬぐうのにはもったいない。
 「からす」はパペットになっているので、手を入れて遊ぶことが出来ます。コメディアンのような豊かな表情で、今にも喋りだしそうです。

 こちらの作品は全て展示販売を開始しております。ぜひ、当店でご覧頂きたく思います。お問い合わせ等もお気軽にどうぞ。


 豆本の写真がなかなか上手く撮れなくて……やはり自然光のほうがいいのでしょうか。
開幕!
  朝日久美子豆本展「Apple & Cinnamon」本日開幕です!

 

 いつもと違うメニューは
 ・りんごとシナモンのケーキ 400円
 ・りんごとシナモンとカルヴァドスのホットカクテル 700円
 ・カフェ・カルヴァドス お好きなコーヒーに+500円
など。カルヴァドスといふのはリンゴのブランデーです。カフェ・カルヴァドスは珈琲とカルヴァドスを交互に飲む、フランスのカフェでは定番のメニューです。

 ちなみに今日(12月10日)は杉江松恋×三津田信三×村田修トークショー@新宿ジュンク堂、中井英夫17回忌、であり、『虚無への供物』の物語開幕の日でもあります。どれも誘われてゐたのですが、店主はアラビクにはりついてゐます。皆様それぞれご参集ください。
武骨屋さん
  長い間行くことができていなかった神戸栄町の珈琲専心 武骨屋さんですが、どうなさってをられるかをご存知の方、ご連絡いただけないでせうか。

 今年のはじめ、交通事故にあわれた、といふことは聞いていたのですが、いつの間にか電話もつながらなくなってゐます。以前も交通事故にあはれ、それが珈琲屋をはじめるきっかけとなったと聞いていたものですから、事故状況というものを軽く考えてゐました。

 さわやかな酸味あふれる珈琲はアラビク店主が今までに飲んだ浅煎り珈琲の中で最高の味でした。断言します。最高の味なのです。ほとんど店にいけず、本当に申し訳ない。今どうされてをられるのでせうか。どうか珈琲の世界に戻ってきてください。
わっといふ間に師走
  わわわ。告知をいろいろせねばならないのですが、取り急ぎ。

1.アトリエ空中線での「インディペンデント・プレスの展開」は今週末12月6日までです。
 場所は渋谷のポスターハリスギャラリー。当店でも取り扱ってゐ、惜しくも売り切れてしまった山本じんの銀筆画集はこちらの手になるものです。
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/kuchusen/

 
 プライベート・プレス、インディペンデント・プレスの展開には個人的にも強く興味があり、アラビクを出店させるまえに参加した横浜での世界SF大会(ワールドコン)でもそういったセッションを拝聴(日本人はわたしだけ……)し、参加していたケリー・リンクに署名をいただいたのであった。


2.目黒のリトルプレス、エクリの書籍の販売をはじめました。
 http://www.e-ecrit.com/press/
 今のところエクリの書籍全種類を店頭でご確認の上、ご購入いただけます。


3.「Apple & Cinnamon」もさういった流れで宜しくお願いします。


4.インディペンデントつながり。先日は記録映像作家・岡村淳さんにご来店いただいた。普段どなたにご来店いただいた、といふ話はあまりしないのですが、岡村さんご自身が書かれてをられるのでいいでせう。
 岡村さんはカメラ片手にブラジルを駆け巡り、知られざる現地の姿を記録されておられます。
 http://www.100nen.com.br/ja/okajun/
 今回の訪日では、12月5日の横浜、6日の東京谷中、16日のアパレシーダとまだまだ精力的な上映会が続く様子。しられざるブラジル移民の姿は、ことさらにドラマ性を煽るものでないのにも関わらず、自然に胸があつくなるものです。ぜひお運びください。内容はアラビク店主が保証します。岡村さんの作品を見て感動しないってならアラビクのブラジル豆をただでご提供させていただきますよべらんめい。

 
5.漫画家・紀行作家・画家であるグレゴリ青山さんの新刊『グ印田舎暮らし 〜うちの家賃は5千円〜』が発売されました。グレゴリさんは前回の企画展「ニンギョウ・エキゾチカ」でエキゾチックなイラストをご展示いただきました。ご成約となったため、現在アラビク店内でイラストの展示はありませんが、ご署名(+イラスト!)いただいた書籍に若干ですが在庫がございます。
 http://www.comic-essay.com/about/index.html


6.ギャラリーCAVEさんの本棚、やはりいいものから順番に無くなっていきますね。もう少し売れれば追加納品があるかもしれません!?
 http://blogs.yahoo.co.jp/wdgcj602


7.これらもろもろを機に、店内のあれこれを見直し中。レイアウトなどもまた変わってくる出せう。